手のしわで悩んでいる方

「しわ」を説明する前に、「ヘチマ」や「海綿」などを想像して下さい。
水を含んでいる時は弾力性に富んでおりますが、乾燥すると硬くゴツゴツし、表面はデコボコになります。皮膚もまた、同じ様な性質を持っております。ヘチマや海綿の繊維に当たるものが皮膚ではコラーゲンという物質になります。又、水分に当たるものが皮膚ではプロテオグリカンというムコ多糖類になります。この二つの成分の相乗作用によって皮膚の状態が決定されます。
コラーゲンは年齢と共に変化します。コラーゲン年齢=人の年齢といわれる理由です。
赤ちゃんの皮膚はトロポコラーゲン(水溶性コラーゲン)で形成されています。
そのため弾力性と瑞々しさに富みます。
しかし成長と共にプレコラーゲン(重合コラーゲン)に変化します。結果、弾力性と瑞々しさを失います。
又、加齢と共にメタコラーゲン(不溶性コラーゲン)を形成させます。結果、しわやたるみが発生します。
私たちが無意識のうちに他人の年齢を推測できるのはコラーゲンが年齢と共に変化することを経験的に知っているためです。
同時にしわはペプチド結合によって固定化されております。そのため、プロテオグリカンの形成のみではしわの解除はできません。
理学美容には酵素による縮毛矯正の技術があります。縮毛を矯正するにはぺプチド結合の解除が必要です。その技術を応用したのがしわ取りエステです。手で効果を確認したうえでフェイシャル・ボディと広く実施して頂くことをお勧めいたします。